2008年10月26日

WhizをAnthyの代わりに使ってみる

 最小コスト法を採用していると言われるFEP、WHIZをインストールした。
ANTHYとどちらが賢いのか、細かいことは分からないけれど、使いはじめは長いセンテンスの文節変換が苦手なようだ。最小コスト法はWXGが導入した関係で、ウィンドウズの標準IMEまで同様に引き継がれている。

 個人的にはVJE-DELTAの係受け変換のスマートさと軽快さが好きなぼくは、このWHIZにもAI変換が採用される事を願う。WHIZの学習機能は結構良好なので、現状でもANTHYに取って代わるだけの値打があるようにもみえる。

 現状市販のIME、例えばATOK、WNN7、JAPANIST2003、VJE-DELTA、WXG4に勝るパフォーマンスをフリーのソフトウェアに求めることはできない。でも習慣としてSKKを今でも手放せないという人もいて、連文節変換だけがFEPのゴールではないということも言える。SKKは自分が漢字にしたい箇所だけを明示指定しながら入力するので、下手をするとアホなIMEよりも変換効率が良いかもしれない(とくにキー操作が指に馴染んでいるひとにはそうなのだろう)。

 マン=マシン=インタフェースは、機械を操作する人間の動作学習についての研究(アフォーダンス)と一体不可分な部分が濃厚にある。係受けとも連文節変換とも無縁なSKKがFEPとしての不動の地位を確立している現象を思うとき、気がついたときには漢字の切れ目部分でシフトを押してしまう人間の習慣というものが、ときには世界一の優秀なFEPを退けてしまうかもしれない可能性があることを思い出す。

 そういうわけで、クセになりそうな機能を備えたソフトウェアは、案外長く人々に使われ続けるかもしれない(こんな妙ちくりんな憶測を連ねつつ、WHIZの使い易さをためしている次第...)。